メールで人柄まで見抜けるもの?

ネット上で友達を作るということは、もうずいぶん前から普通になってきました。

掲示板や鹿児島の出会い系サイト、チャットで会話をするおなじみの人や、SNSなどでの同じコミュニティの人、そしてメル友もそうですね。
これらに共通していることは、「文字で会話をする」ということです。掲示板もチャットもメールも、基本的には文字を使って相手とのやりとりを楽しみますね(ボイスチャットなんてのもありますけど)。

 *文字だけのやりとり

ネット上で会ったことない人と文字で会話をするのはとても気軽なことです。相手の顔は見えないし、互いの間に「匿名性」が機能しているおかげで、普段言えないようなことだって言えたりします。
そのようなメル友が何人かいる人のなかには、メールで人柄までは見抜けないだろうとタカをくくっている人もいるかもしれませんね。

確かに、文字だけのやりとりでは相手の顔も見えないので、表情やしぐさといった情報が欠落しています。対面のコミュニケーションでは言葉以外のそういった「非言語コミュニケーション」が言葉よりも情報をもっているということがしばしばあり得ます。
ですから、さすがにメールだけでは性格や人柄という要素はあまり伝えたり、伝わったりすることはないのではないかと思ってしまうかもしれません。

 *文章には書き手の人柄が反映される

交わしているメールの内容が、とても表面的な内容でれば、あるいは相手のことは何もわからないかもしれません。だって相手は「自分の言葉」でしゃべっていないワケですからね。
「今日は良い天気だね」とか「あのブランドのバッグが超イイよね~」とか、こういった言葉はその人についての情報を何も含んでません。何より、終始このような会話を交わしているような人を「メル友」と称していいのでしょうか。
その程度の会話では、もちろん相手の人柄など全くわかりません。

ここで想定するのは、ある程度自分のことも語れるレベルの相手とのやりとりです。
何か悩んでいることを相談したり、ちょっとした喜びを分かち合ったりできる人というくらいの人が、メル友とするのなら、メールで人柄も伝わるでしょう。
または、メル友になろうと一生懸命に自分のことを伝えようとした文章などにも、人柄は反映されるはずです。

ネット上の文章のやりとりというのは、デジタルだし、一見すると冷たいイメージを持たれているような感じもしますが、必ずしもそんなわけではありません。
さきほどのメル友とのメールもそうですが、表面的な会話でなけれが、必ず文章には書き手の人柄が反映されます。
その人がこれまで読んできた本や、見てきたものなどの断片がこびりついているのです。誰か好きな作家の影響を受けているかもしれないし、意図的にマネをしているかもしれません。
そういった場合でも、好きな作家そのものにはもちろんなれるわけではありませんから、その段階を通りこして、その人の言葉になるのです。

このようなことを考えれば、自分では何気なく書いているつもりでも、それを読んだ相手は案外書いた人のことを見抜いているのかもしれませんね。

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